東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝展」を観てきました。すでに何度か観ていても優れた作品は観るたびに新しい発見があります。
今回は抱一よりも若冲に発見が多く、その迷いのなさ、生物に対する博識の深さ、また書き初めか何かに使うような太い筆が欲しくなりました。
大胆さと細心さのコントラストが心地よく、奇人と宣伝されがちな若冲という人の、好奇心旺盛で頭脳明晰な人物が眼に浮かびました。
絵の手数を減らしたいと思う私には、もう少し「筆」を研究して使いこなす方向性が必要な気がしています。
(アフゲキア セリケア)